さてさて、いろいろなところで書きました通り、幼少の頃には母からつらく当たられることが多かったワタクシ。ばあちゃんだけが味方であり、逃げ場でもありました。

ばあちゃんのおいなりさんがあるかぎり、笑顔がなくなることはなかったのでございます。

母は、なんかカリスマ性があり、とりまきみたいな人が大勢おりました。ある日、彼女たちの口から、ばあちゃんの悪口らしき言葉が聞こえてきたのでございます。

子どもでも、誰のことを言っているのか、良く言っているのか悪く言っているのかぐらいはわかります。

ワタクシは幼き怒りに燃え…

とりまきのおばさんにタックルをかましたのでございました。

母にぶたれましたが、かまいませんでした。

ばあちゃんにどんな事情があったって、絶対に悪くは言わせないと思っていました。

でもそれは、初めて抱えた「ばあちゃんに言えないこと」でもありました。いつもは、ばあちゃんに言いつけて、そのあと甘えていろんなことを忘れていましたが、今度はそうはいきません。

工場の倉庫でひとり座っていたら、そこにやってきたのは、藤沢青年だったのでした。

彼は子どもの話を聞いてくれました。「お母さんは君のためを思ってやったんだよ」的な、普通なことを言われちゃうんだろうなと思っていたのですが…

彼の言葉は、まったく違っていたのでした。

彼の言葉が正しいかどうかは別として、ワタクシは「わかってもらえた」という気持ちになって、本当にパッと心が軽くなりました。

彼に嫌われないように、いろんなことをちゃんとやろうと、8歳のワタクシは思ったのでございました。

そしてその数週間後、大事件が起きたのでした。学校に行っている間に、ばあちゃんが工場のローラーに手を巻き込まれ、指がつぶれた、骨が見えてしまうような大怪我をしたのです。


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ばあちゃんのおいなりさんがあるかぎり、笑顔がなくなることはなかったのでございます。

母は、なんかカリスマ性があり、とりまきみたいな人が大勢おりました。ある日、彼女たちの口から、ばあちゃんの悪口らしき言葉が聞こえてきたのでございます。

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ばあちゃんにどんな事情があったって、絶対に悪くは言わせないと思っていました。

でもそれは、初めて抱えた「ばあちゃんに言えないこと」でもありました。いつもは、ばあちゃんに言いつけて、そのあと甘えていろんなことを忘れていましたが、今度はそうはいきません。

工場の倉庫でひとり座っていたら、そこにやってきたのは、藤沢青年だったのでした。

彼は子どもの話を聞いてくれました。「お母さんは君のためを思ってやったんだよ」的な、普通なことを言われちゃうんだろうなと思っていたのですが…

彼の言葉は、まったく違っていたのでした。

彼の言葉が正しいかどうかは別として、ワタクシは「わかってもらえた」という気持ちになって、本当にパッと心が軽くなりました。

彼に嫌われないように、いろんなことをちゃんとやろうと、8歳のワタクシは思ったのでございました。

そしてその数週間後、大事件が起きたのでした。学校に行っている間に、ばあちゃんが工場のローラーに手を巻き込まれ、指がつぶれた、骨が見えてしまうような大怪我をしたのです。


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コメント
コメント一覧 (9)
うたさんて8歳でこんなこと悟ってたんですね。。
小さいころから暴力に晒されていたのに、無理解系中立論(造語)にもどんだけヤラレてきたんだろうと思うと、涙がこぼれます。
続きを待っています。
そよかぜ号 2014-12-02 10:05:50返信する
そして藤沢青年が、8歳のたいちゃんにこう言ってくれる人で、本当によかったと思います。たいちゃん、見る目があったんですね(>_にゃんこ、モフモフ誘ってますか?誘惑してますか?(ー″ー;)T2014-12-01 22:05:04返信する
正義は勝つ!( ̄^ ̄)闘うマンション管理士2014-12-01 10:09:23返信する
私もいつか、誰かのおばあちゃんのような存在になりたいです。ekobian2014-12-01 09:33:35返信する
ぶたれるかどうかなんて突き飛ばした時点で予測はつきます。それでも自分の正義は曲げれなかった。うたさん、扉から蹴り出されても謝らなかったのでは…と思いました。
ばあちゃんの話が大好きです。なので続きが気になります。ばあちゃんのいなり寿司、きっと本当に美味しかったのでしょうね。うたさん、お母さんの混ぜ御飯を超えたように是非ばあちゃんを超えるいなり寿司を作って下さい。 パロ 2014-12-01 03:19:10返信する
昨日のマンガも、考え深い人だからこその返答だったような気もします(;^_^A
ばあちゃんも、苦労の多い方だったんですね。
業が深いって……たぶん、なんにも考えてないのだと思いますが、そういうことを軽々というその人の心が怖いです。人が苦しむのって、どんな理屈をつけても、どこまでも理不尽だと思います。いい人が苦しむ場合は、もっと理不尽に感じます。そこへ、いろんな理屈をつける方もいます。修行のためだとか、使命だとか、前世からの業だとか約束だとか、いろいろあります。その手の本やら話は、たぶんかなり読んでる方です。100冊くらい読んだかもしれません。でも、たとえそうであったとしても、私としては、そんなことで納得いくような話ではないです。理不尽さそのものは、どこまでも解消されないで、残ってると思います。たぶん、これからも納得してどうこうという話ではないのだと思います(;^_^AS2014-12-01 02:46:10返信する
うたさん、小さいのに身体を張って
大好きなばあちゃんを守ろうとしたんですね
いじらしくていじらしくて泣きそうです。゚(゚´Д`゚)゚。
うたさんのばあちゃんの話が大好きです
キューッと胸が痛くなるほど好きです
ばあちゃん、本当に幸せだったと思います
うたさんが可愛くてたまらなかったんですね(;∀;)
ぽてこ2014-12-01 00:11:29返信する