歩き疲れ、乗り物があったら駕籠でも人力車でも霊柩車でも乗りたい気分でしたが、なんとかサンピエトロ大聖堂のある広場まで徒歩でやってまいりました、ワタクシども。

大聖堂に入らなくても、広場だけでもすごい。



「世界ふしぎ発見」でもやってたネタをしっかりチェックしました。こんなふうに無数にある柱が…

このスポットに立つと…

びちっと重なって見えるんです。

大聖堂の中に入りましたら、順路のような表示は全然ありません。戸惑ってうろうろしていると、誰かに何度となく文句を言われましたが、もうすっかりツラの皮も厚くなりました。

大聖堂の中は、芸術の宝箱。本当に神さまがここにいるんじゃないかと思えるぐらい荘厳です。













こんなに広い大聖堂の、ほんのちょっとの細部にいたるまでが、ものすごく作業を重ねた細工で埋めつくされて、手抜きというものがまったくありません。





サンピエトロ大聖堂は、確かにすごかった。でもワタクシは、マヨルカ島のカテドラルや、マルセイユのノートルダム寺院で抱いた感動とは、なんだか別の気持ちをいだいてしまいました。

なにも知らないくせにと叱られてしまうかもしれませんが、なんというか、教科書的にすごすぎたのです。
カテドラルで感じたマヨルカ島を愛する心や、ノートルダム寺院で感じた大切な命を思う気持ち…それが祈りにつながり、美しい教会を創りだした…そんな印象を強く突きつけられて、ふたつの寺院では大きく心を揺さぶられました。
それに対し、ここサンピエトロ大聖堂では、「ここまでのものを造らせた権威・権力」的なものがどうしても感じとれてしまう気がしたのです。

ここには、ミケランジェロの存在を世に知らしめた代表作・ピエタ像がありますが、「本当に、こんなにも彫刻がひしめきあうここが一番ふさわしい場所なんだろうか」という気持ちを抱いてしまいました。


さて、大聖堂をあとにしたワタクシどもは、ローマ近郊の街・チェルヴェテリにお住まいの読者さん・Rさんにお目にかかりました。ご家族でわざわざ車でいらしてくださって、チェルヴェテリのワイナリー(ワインが名産なんですって)まで連れて行ってくださったのでした(5歳の息子さんがシャイで超かわいかった♪)。

ローマであったことを話しますと、「ローマは確かにそうねぇ、でも、近郊に来るとぜんぜん違うんですよ」と、Rさん。たしかに、ワイナリーのおねえさんはキレイで、とってもやさしかった。

かわいいお土産がたくさんありました☆



甘食みたいな郷土菓子がありましたよ☆

おいしいワインでふわふわに酔ったワタクシどもを、なんと、Rさんご家族でチビタベッキオ港まで車で送ってくださいました。かたじけない、心から感謝です。

さて、チビタベッキオ港のゲートから乗船ターミナルに向かおうといたしましたらば、世界中どこにでもいるアレがいました。子連れ物乞いのご婦人です(子どもはたいてい借り物)。

ツレちゃんが、よせばいいのに、かわいそうに的に見てしまったもので…

落とせそうなカモと思われ、まとわりつかれてしまいました。仕方なく1ユーロ硬貨をあげたのですが…

まだまだお芝居を続けて、絞ろうとしてきます。

もう1ユーロぐらいあげてもいいのだけれど、タダであげるのもなんだと思い、天使みたいなカワイイ彼に、ゲスなオヤジと化してみました。


船に着く頃には、ローマでのあれこれもすっかり帳消しになり、上機嫌で船に乗り込んだワタクシでございました。

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ローマであったことを話しますと、「ローマは確かにそうねぇ、でも、近郊に来るとぜんぜん違うんですよ」と、Rさん。たしかに、ワイナリーのおねえさんはキレイで、とってもやさしかった。

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コメント
コメント一覧 (5)
郷に入っては郷に従え、が、英語ではローマとローマ人という表現…と、関係ないかも知れないですがしみじみしちゃいました。
大聖堂への感じ方、うたさんの感じる力に感動しちゃいます。
男の子への対応が結局優しさでお互い嫌な思いをしなくて、さすがです…!
まだ、まだ、余力があります~!
大聖堂は、凄いものですねぇ~!
いろいろな圧力もあったかと思いますが、芸術家や建築家や、いろいろ関わった方々は、力の限りの表現をなさったのだと思います~。
自分を曲げた表現であるなら、それは、悲しいことかも知れませんが・・・
でも、西洋のこういうモノを見ると、西洋人の体力と気力を、思い知らされる気持がするのですよ~!
スタミナがあるというか~♪
そして、教会の権威主義的な箱ものに「神は愛なり」を感じませんものね。
どうぞ、ナポリでは良い感触で有ります様に。
(^_^)v
視覚的にはすごくても心に響かない場合がありますよね。
それを言葉にできるうたさんさすがだなぁと思いました、私は感覚的にしか言えない(すごいねーでもつまんないねーなど)のでw
ローマはところどころ感じ悪さも
ありそうですが、
やっぱり街並みとか彫刻とか、
素晴らしいですね🎵
やっぱり行ってみたいです!
物乞いの親子はフェイクのケースもあるんですね。
私も変な同情してカモになりそう。
この日は相当歩いたんでしょうね。
お疲れさまでした。